虫を好きになろう!可愛い虫をご紹介

虫愛ずる姫君になろう

どうしたら、かわいいと思えるようになるのか

ジブリ映画のナウシカに出てくる虫の代表といえば、いわずとしれた王蟲でしょう。たくさんの足をもってして、ダイナミックに唸り声とともにうごめく様が、不気味さ気持ち悪さをさらに演出しています。少女時代のナウシカがなぜに王蟲に魅了されたのか不思議に思ったものです。
高校時代に古典の授業で「虫愛ずる姫君」を読んだとき、まさにナウシカのような変わった姫君が日本にもモデルとしてその昔いたのだなぁと、感慨深い気持ちになりました。
この姫様ときたら、その時代の高貴な姫君としてはありえない変人で、おしゃれや殿方には目もくれずに、近所の小童に虫を捕獲してもってこさせては、カマキリやかたつむりなどの虫を愛でる歌を大声で歌っていました。
周囲は見かねて「見た目や印象というのは大切ですよ。気持ちの悪い虫ばかり愛でていると噂されるのはお嫌でしょう」とたしなめるのですが、この姫様は全く意に介さないのです。
「様々な事象の先におこることを予測していくことで物事の本質がみえてくるはず。私は、毛虫が蝶になる過程に興味があるの」と、芋虫が成長していく姿を手にとってみせてくれるのでした。
ナウシカがアスベルに出会ったように、この奇特な姫君にも興味をもってくれる殿方が現れるのですが、みんなが気味悪がる虫たちの成長過程を冷静に見つめ、そこに愛らしさを見つけ、物事の本質を分かろうとする姿勢は本当に素敵だと思いますし、哲学的ですらあると思うのです。

TOPへ戻る